販路開拓通信
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「ブルー・オーシャン戦略」では、自ら現場を観察することの重要性を指摘しています。そして、このプロセスをけっして外部委託してはいけないと明言しています。自分の目で確かめるのと、間接的に報告を受けるのとでは、雲泥の差があるということです。この現場観察は、戦略を策定したり意思決定をするマネージャークラスの人たちにこそ求められる行動なのです。【現場観察】現場観察は、新たな顧客価値を発想する際に役立ちますが、仮説を検証する際にも活用できます。前ページでご紹介した「プロトタイプ」を、想定する顧客の前に提示し、顧客がどのような反応をするかをつぶさに観察するのです。ここで注意したいことは、できるだけ使用シーンに近い環境で実施することです。会議室のような環境では、顧客の本音の反応は観察できません。まさに、現場・現物・現実重視です。この観察を通して、仮説の見直しや修正を行っていきます。【インタビュー】仮説検証で用いられる手法に、グループインタビューという手法があります。インタビュールームといわれる会議室のような場所で、モデレーターが対象者の本音や気付きを探っていく手法ですが、ここでも現場観察で申し上げた、実際の使用シーンに近い環境で実施することをお勧めします。人間は、臨場感のある環境のなかでこそ、初めて気付くことができるからです。まさに、「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ」ということです。ブルー・オーシャンの創造に成功しても、モノマネする企業が出現します。最終回は、独自に開拓した市場を長期にわたり継続させる手法についてご紹介します。第六回:ブルー・オーシャンを継続させるコツ‣現場観察とインタビュー実際の使用シーンで観察、インタビューを行う

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