販路開拓通信
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前回の販路開拓通信で述べたように、多くの市場が成熟化するなか、お客様のニーズにマッチしない他社商品とのスペック競争や、重箱の隅をつつくような差別化が横行し、作り手志向の差別化に陥ってしまっているケースが多々見受けられます。このような状況は価格競争を誘発し、労多くして儲からない事業体質へと導いていきます。まさにレッド・オーシャンの真っ只中に追い込まれていくのです。ブルー・オーシャンを創造するためには、顧客志向の差別化に取り組まなければなりません。そのためには、顧客にとって有効で競合他社が気付いていない独自な顧客価値の発掘に努めなければならないのです。独自性のある商品づくりは、中小企業の収益性を確実にアップさせます。このことは、さまざまなリサーチ結果からも証明されています。【参考】東京都経営力向上プロジェクトのリサーチによると、「商品、サービスが顧客に受けいれられるよう、独自性や特徴を持たせている」「価格競争に巻き込まれないために、価格以外の魅力や付加価値を付けている」と回答した企業と、直近2期連続黒字企業とは極めて高い相関があることを示しています。‣独自性を見出すための4つの切り口競合他社にない「独自性」を見出せといっても、そんな簡単にはいきません。なぜならば、業界の枠組みを超えた発想の転換が必要になるからです。それではいったいどのようにすれば良いのでしょうか。以下に4つの切り口を提示いたします。この切り口は、次回の販路開拓通信でご紹介するブルー・オーシャン戦略を構築するために欠かせない、独自な顧客価値を発掘するためのフレームワーク「6つのパス」のベースになるものです。次回は、独自な顧客価値を発掘するためのフレームワーク「6つのパス」について、これまで販路開拓コーディネート事業を活用された企業様の商品事例を示しながらご紹介していきます。第三回:独自な顧客価値の発掘に役立つ「6つのパス」‣儲かる事業に独自性が必要なワケ周辺業界や異業種に着目してみる業界の常識を疑ってみる非顧客に着目してみる氷山の一角(予兆)に気付く発想を転換する4つの切り口・独自性や特徴を訴求できている・価格以外の魅力を訴求している直近2期連続黒字企業

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