販路開拓通信
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すべては顧客の効用(価値)からはじまる第二回「マネジメントの父」とも呼ばれ、経営学の大家として著名なピーター・F・ドラッカーは、企業活動の目的は「顧客の創造」であると明言しています。顧客を創造するためには、想定する顧客に対し、効用(価値)を提供しなくてはなりません。この顧客の効用(価値)から顧客が支払わなくてはならない価格を引いたものが顧客の利益となります。想定する顧客にとって魅力の無い効用(価値)では、たとえ価格が無料でも顧客の利益は生まれません。一方、顧客が支払う価格から企業サイドのコストを引いたものが企業の利益となります。(下図参照)ここで重要なのは、顧客の利益がなければ企業の利益はあり得ないということです。顧客の利益がなければ企業の涙ぐましいコストダウンへの取り組みも、ただ虚しさだけが残る結果となります。当たり前のことのようですが、私たちは日々の厳しい競争環境のなかで他社との競合ばかりに目が行き、「すべては顧客の効用(価値)からはじまる」ことをついつい忘れてしまうのです。‣顧客の利益なくして企業の利益はない6回連載今日から使える「ブルー・オーシャン戦略」顧客の効用(価値)顧客にとって魅力的な効用が用意できたか?価格顧客が買い易く納得できる価格か?コスト十分な利益を稼げるコストになっているか?顧客の利益企業の利益*ブルーオーシャン戦略(ランダムハウス講談社)より一部加筆修正

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