販路開拓通信
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中小企業に有効な「ブルー・オーシャン戦略」第一回はじめまして。(独)中小企業基盤整備機構関東支部で販路開拓チーフアドバイザーを担当しています青島弘幸と申します。今月から6回にわたって、今日から使える「ブルー・オーシャン戦略」というテーマで、中小企業の皆様が市場開拓を行っていく際に有効な考え方や方法を、事例を挙げながらご紹介していきます。チャレンジする全国の中小企業の皆様に尐しでもお役にたてれば幸いに思います。なお、中小企業の皆様の実践に役立つという観点から、「ブルー・オーシャン戦略」の原本の内容と若干相違することもありますが、その点はご容赦いただきたいと思います。またご紹介する内容は、私の執筆しました著書「ブルー・オーシャン戦略のツボがよ~くわかる本」をベースにしておりますが、より分かり易く実践的な内容にするために、これまで販路開拓コーディネート事業を活用して頂いた中小企業様の事例を取り入れながら進めていきたいと思います。‣はじめに6回連載今日から使える「ブルー・オーシャン戦略」秀和システム刊国内の市場の多くは成熟化しています。つまり市場の規模がピークを打ち、さらなる成長が期待できない状況になっているわけです。市場全体のパイが頭打ちになっているのですから、当然企業は市場シェアの維持や拡大を目指すことになります。多くの企業が市場シェアを高めるために、他社商品との差別化に取り組みます。この差別化が新たな需要を生めば良いのですが、その多くはお客様のニーズにマッチしない他社商品とのスペック競争や、重箱の隅をつつくような差別化が横行し、作り手志向の差別化に陥ってしまっているのが現状です。このような状況は、「どうせ似たような商品なら安い方がいい」というお客様の意識を促進します。その結果、利益なき価格競争、消耗戦へ突入していくわけです。コスト競争では規模の大きい企業にはなかなか勝つことはできません。それでは中小企業はどのように対処すればよいのでしょうか。次のページにつづく‣価格競争は百害あって一利なし

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