販路開拓通信
143/526

【事業内容等】エアコン部品の製造、レベリングブロックの開発・製造・販売【設立】1957年【所在地】静岡県【資本金】15百万円【従業員数】30名【支援対象】レベリングブロック機械設備等の水平度を確保することは、高精度部品加工においては不可欠です。従来はジャッキボルトで水平レベルを出していましたが、精度や作業時間に課題がありました。それらの課題を解決した製品です。企業概要‣支援の経緯‣販路開拓面での課題【具体的な成果】①活動早々に大型工作機械ユーザーからモニター受注が決まり、実際の商品を使用した上での課題が明確になりました。②業界の専門商社から市場の可能性ありとして、見本市に共同出展する話が決まりました。【今後の取り組み】当事業の支援を受けて、副社長は「仮説の検証に基づいた活動を社内に根付かせる」ため、フォローアップを希望されました。そこで、「経営実務支援事業」の支援を検討しています。専門家の指導を受け、当事業で出会った専門商社との共同の取組みが具体的な成果になりますよう期待しています。副社長の真摯に取り組む姿勢が、当社の将来を明るくすると信じる次第です。‣成果と今後の方向‣テストマーケティングにあたって‣販路開拓コーディネート事業での支援内容「販路開拓コーディネート事業」支援事例~SD社~(財)浜松地域テクノポリス推進機構の推薦:平成18年、経営革新計画の承認を受け、浜松商工会議所ブランド認定品「やらまいか浜松」でも認定された推薦品でした。当事業の第1段階は、販路開拓チーフアドバイザーとともに行うマーケティング企画のブラッシュアップです。今までの営業活動を踏まえて工作機械ユーザーとそれを取り扱う商社や工具店に販路があると仮説を立てました。これらの分野からのニーズの確認と商品改良の意見を聞いて販路開拓の可能性を検証することにしました。年に2~3回催す販路開拓コーディネーター(販路CO)の研修会の機会を活かし、副社長が販路COの前でプレゼンテーションを行ったところ、複数の販路COから支援の申し出があったため、その中から活動をリードする3名を選抜しました。当事業の第2段階は、支援企業が販路COとともに市場の声を訊く仮説の検証です。3名の販路COによる8社17回(うち同行11回)の活動の結果、①レベル出しの微調整をできることは評価できる、②大幅調整の場合は段取り時間を要した、③レベル調整はスパナの回転式で作業性は良い、④大きさ、重さに作業上の限界がある、⑤商品をシリーズ化すれば市場性はある、⑥自動車用金型工場で市場性はある、などのご意見をいただきました。一方、価格面やチップ・マウンター用など対応に時間がかかる意見も出ました。また、小型工作機メーカーではアジャスターボルトで十分であるとの声や、大型工作機メーカー(関東圏以外に多い)にニーズがあることも分かりました。加えて、大型工作機向けの改良課題もご教示いただけました。当事業の第3段階は、仮説の評価と今後の方向性についての提言です。副社長が販路COとの同行支援を通じて、4個セットが売れても12万円という営業効率の悪さに気付かれ、アプローチ先の専門商社に可能性を見いだされました。新たな課題は4つ、①優先順位を付けた商品改良、②マーケティング戦略の再構築、③営業ツールの整備、④計画的なアプローチ。以上の課題についてアクションプランを例示・提言しました。当社は下請け受注が主であるため、自社開発商品の営業は副社長1人が担当しています。1人では限度がある営業活動で、どのようにしたら販路を開拓できるかが課題でした。

元のページ  ../index.html#143

このブックを見る