平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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44計数分析とムダ排除による黒字化の目途付けと経営管理体制の再構築 当社は、スーパーエンジニアリング技術を強みに事業を発展させてきたが、リーマンショック後の経営環境の激変により3期連続赤字を計上していた。そこで、地域金融機関からの提案もあり、石黒社長以下全従業員参加のもと、中小機構の支援による改善に取組むことになった。具体的には知見・経験豊富なアドバイザーを派遣し、5ヶ月10回の活動方針・目標及び行動計画などを協議・決定し、そして目標達成に向け愚直にムダ排除に取組んだ。その結果、当期黒字化に目途を付け、更に後継者へのバトンタッチに向け経営管理体制の再構築も図られた。企業概要 当社は、大手自動車メーカー向けにプラスチック部品を納入する4次サプライヤーである。材料は全て支給、金型は納入先からの貸与となっている。主力成形機は100tで、その他に30tから160tまでの計27台を保有している。 昭和42年、現社長の石黒幹康氏の父が創業。昭和44年に法人化し、昭和52年に当地、豊浜プラスチック工業団地に移転。現在は市道を挟み本社工場、第二工場の2工場で操業している。 創業以来当社は、スーパーエンジニアリングプラスチックの特殊加工技術を有している点を強みに事業を発展させてきた。しかし、大手自動車メーカーの海外進出やリーマンショック以降の環境激変に適応するための経営改善が思うように進まず、結果として平成23年5月期から平成25年5月期の3年間に亘る赤字計上と財務内容の悪化を招いていた。 当社は同族で社長以下、全員で成形部品の製造・検査・出荷を行い、かつては利益も出ていた。しかし、一度売上減になると対応力が弱く、経営管理も徹底されず成行きの経営となっていた。また現場では、外部から指導を受けた経験もなく、4Sや段取り改善・自働化など部分的な改善の跡は見られるものの、全体としてはモノの流れや個々の管理まで手が廻っておらず、多くのムダが散見されていた。 一方、4年前には、同業他社で経営基盤強化型計数分析とムダ排除による黒字化の目途付けと経営管理体制の再構築生産拠点の海外移転等によるグローバル競争の激化により、財務内容を悪化させた当社を、地域金融機関と連携の上、経営実務支援事業での計数分析と現場観察によるムダ排除によって短期間で黒字化の目途を付け、赤字を出さない経営管理体制の再構築を行った。中部本部 プロジェクトマネージャー 星野 博康企業名 ほてい化成株式会社業 種 自動車部品のプラスチック成形・加工本社所在地 愛知県知多郡南知多町大字豊浜字椿廻間7-12資本金 10百万円設 立 昭和44年12月売上高 318百万円(平成27年5月期)従業員 39人(正社員27人)ほてい化成株式会社第二工場第一工場

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