平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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40収益改善への取り組みと、そのIT化でベストミックスの国内外生産体制を実現! 当初の企業ニーズは、新情報システムの導入によって生産上の多くの問題を一挙に解決しようとするものであった。しかし、現状を分析すると新情報システム導入の前に解決すべき多くの課題があることが分かってきた。そのため、「専門家継続派遣事業」による生産管理の専門家の支援により基本的な課題を解決・改善した後に、「戦略的CIO育成支援事業」によるIT専門家の支援により、それらの改善の定着・維持・発展をもたらす新情報システムの導入支援を行うという『複合型支援』を実施して、大きな成果を得ることができた。企業概要 当社は、昭和50年の創業以来、自動車プラスチック部品用の金型の設計・製造に携わってきた。特に、乗用車のヘッドランプのように複雑で高い精度が必要な部品を製造するための金型を国内の主要な自動車部品メーカーへ供給し、品質や納期の面で高い評価を得てきた。 しかしながら、自動車生産のグローバル化の進展によって、金型製造の分野でさえ海外生産品との価格競争が激しくなってきた。 もはや国内のみの生産では限界があると判断した当社は、国内3工場に加え、アジア2拠点(ベトナム及びインドネシア)に現地法人を設立し、強みである「高品質な金型」を「競争力のある価格」で供給することによって国内のみならず、今後成長が見込めるアジア地域での売上拡大を目指す方針をとった。 今後は、国内3工場と海外2工場の各特徴を活かした「生産のベストミックス」を推進し、事業の継続・発展を目指していく。中小機構との出会い 中小機構との出会いは、当社渡邊会長(当時社長)が、中小機構主催のセミナーに出席し、セミナー終了後の個別相談会で、国内金型業界が置かれている苦しい経営状況を説明し、経営基盤強化のための方策を相談したことであった。 その相談は、生産が国内外の5経営基盤強化型収益改善への取り組みと、そのIT化でベストミックスの国内外生産体制を実現!当社は、自動車(二輪及び四輪)のプラスチック部品金型が全売上の98%を占める。高い技術レベルが必要な金型についても、生産のグローバル化が進み、国内の受注が減少してきた。そのような苦しい状況の中で、当社は、国内生産拠点の収益改善に徹底的に取り組み、その成果を維持・向上させるために、新情報システムの導入にチャレンジした。中部本部 統括プロジェクトマネージャー 榊原 郁夫企業名 株式会社名古屋精密金型業 種 自動車部品等のプラスチック成形金型の設計、製造本社所在地 愛知県知多郡東浦町緒川北鶴根66-5資本金 38百万円設 立 昭和50年4月売上高 1,939百万円(平成27年4月期)従業員 137人(正社員137人)株式会社名古屋精密金型製品例社屋外観

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