平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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34経営革新で「見える化」を図り、目指す会社実現に邁進―ヨーグルトづくりひとすじに―プロジェクト推進体制 実施に当たってプロジェクトチームを編成した。目的は下記の通りである。 ①経営革新や社長とのコミュニケーションの「場」づくり ②事業承継を含め経営陣や管理職の人材育成に繋げる。改善活動ではプロセスから参画意識を持たせる。同じ土俵で取組み、議論・意見交換が出来る。 そして、社長を中心に、経理部長を窓口、取締役製造部長及び支援内容により監査役、関係者が参画するチーム編成とした。 特に、スピーディな経営判断、支援成果の早期獲得の為、社長には率先参画をお願いした。支援内容と支援成果<専門家継続派遣事業>(平成25年8月〜平成28年9月(支援中)) 経営課題、支援テーマ、受入チームとの適性を考慮し、若い中小企業診断士を派遣した。 本支援は、第1・第2ステージは平成25年8月〜平成27年8月まで約2年間実施し、第3ステージは平成27年10月〜平成28年9月の期間で現在支援中である。【第1ステージ】(平成25年8月〜平成26年7月) 支援開始に当たり、支援チームと受入チームで派遣計画書の支援テーマ、目標、主な支援内容や展開スケジュールの確認を実施し、支援達成目標を確認した。<主な支援内容>1、中期事業構想及び短期事業計画の策定 ①経営ビジョン、経営理念等の確認 ②中短期事業計画及び連動した部門行動計画の立案 ③財務会計方式から管理会計方式に組替2、経営改善・業務の効率化<支援成果>1、中期事業計画、短期事業計画及び行動計画を立案、完成・実行開始した。 ①経営課題を反映し、社長の頭の中にあった経営ビジョンや戦略が初めて明文化され、社内で共有化出来た。 ②経営理念「ヨーグルトで身も心もハッピーに」と制定した。 ③月次実績報告制度を構築し、PDCAを回す基盤が出来た。 ④管理会計方式導入で経営判断基準が明確化出来た。2、経営全体の「見える化」が進み、業務改善、経営改善で効率化が進み、社長、経営幹部間の意思疎通が図れるようになってきた。 第1ステージ支援開始6ヶ月後に「経営理念」「経営ビジョン」が明確になった段階で「キックオフ会」を開催した。全社員が出席した中で社長から「経営理念」等のお披露目と、これまでの支援成果や今後の期待、経営革新の決意等の方針説明があり、 徹底を図った。【第2ステージ】(平成26年9月〜平成27年8月) 第1ステージで残された課題と新規テーマを加え継続支援を行った。<主な支援内容>1、計画経営の成熟度向上と定着化 ①期事業計画に基づいた月次チェック定型化及び定着化 ②業務効率向上のタマ出しと実行 ③賃率(収益性評価)指標活用の推進 ④次期事業計画の策定2、新工場建設に向けた開設事業計画の策定。 ①生産力・売上増対応と原価低減の出来る新工場建設構想の策定(複数の建設構想の立案) ②新工場建設事業計画策定 ③管理体制の強化<成果>1、次年度事業計画、行動計画を立案した2、月次実績報告会が定例化した。 ①管理会計方式を独自様式で売上・収益を月度別に「目標・実績」「目標累計・実績累計」及び労働分配率等の管理指標等の実績推移を「見える化」し、差異分析が出来るようになった。 ②各部門行動計画による進捗管理の実行、PDCAの徹底が図れるようになった。 ③商品別収益分析・・賃率、移動累計グラフを参考に「入口商品」「売りたい商品」等、販売戦略を意識した売価改定を検討し、価格改定を実行した。売上高は計画通り順調に推移している。 ④新規に安積店オープン。目標売上を達成している川名 佐登志 東北本部 統括プロジェクトマネージャー現状の経営スタイルを「変革」したいと言う意思が強かった。・計画経営の実行・組織(役員)体制の再構築 ・業容拡大を目指した新工場建設構想等々を全社一丸で取組み、みんなが望む、組織経営「会社らしい会社に」の実現が見えて来た。企業とアドバイザーとベストマッチであった。

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