平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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32経営革新で「見える化」を図り、目指す会社実現に邁進―ヨーグルトづくりひとすじに― 社長の個性的な経営で業績を伸ばしてきたが、規模拡大とともに経営課題が多々浮上して来た。これを打開するには新たな経営スタイルの構築が必要と判断し、①「計画経営」の実践、②役員体制と組織体制の再構築、③新工場建設に関する全体サポート等の支援を実行した。新工場建設構想には業容拡大を目指し・生産能力、販売力強化・現工場と本部機能の集約化・発酵工程の内製化等の会社全体を革新するテーマを盛込み、全社一丸で取組んだ。その成果として、業績面では減益傾向に歯止めをかけ、増収増益の目標を達成し、経営革新により、当社が目指す姿「会社らしい会社に」の実現が見えて来た支援事例である。企業概要 当社は福島県に拠点を置き、昭和58年に創業した。全国初の「ヨーグルト専門店」として、四季折々の果実を使用したヨーグルトとヨーグルトを使用した洋生菓子を、創業当時の製法そのままに手造りし、自社販売している。旬の果実とヨーグルトを通して私たちに与えられる「自然の恵み」に「皆様が健康で心豊かに、幸福でありますように」との祈りを込め、お客様に提供している。 ヨーグルト専門店「モーニング」は、一人のお母さんが作ったヨーグルトデザートから始まった。体に良くて、ちょっと工夫すればぐんとおいしくなるヨーグルト。「近所の人に喜んでいただければ」程度で始めたお店であった。 それから社長と奥様である現副社長と二人三脚、商品開発に没頭し、初物尽くしで衛生や品質管理面で試行錯誤しつつ、所管官庁との折衝と言う壁を乗り越え、又、東日本大震災福島原発の事故で風評被害の影響もあったが限定的であったことも幸いし、売上高9億円を超える企業に成長させた。 生産工場1拠点、県外に4店舗、県内に7店舗の計 11店舗の直営店を有し、店舗ではヨーグルト商品を品揃えした直販のほか、ランチ等軽食も楽しめる。非常にきれいで、明るい店構えである。人気商品は生産地で完熟したブドウ、イチゴ、ブルーベリー、桃等の季節の果物をたっぷり使ったデザート〔フレッシュカップ〕である。見た目も美しく美味しい。 社長はオーナー創業者であり、経営基盤強化型経営革新で「見える化」を図り、目指す会社実現に邁進―ヨーグルトづくりひとすじに―乳製品ヨーグルトの地元ブランドを確立した企業が、現状の経営スタイルを変革する経営革新にチャレンジし、計画経営へ移行・役員体制の改革等を実行し見事目標を達成した。そして、発酵工程の内製化による一貫生産体制や工場集約化等を目指した新工場建設計画が動き出し、更なる変革に取り組んでいる。東北本部 統括プロジェクトマネージャー 川名 佐登志企業名 株式会社モーニング業 種 乳製品及び洋生菓子の製造・販売本社所在地 福島県郡山市菜根5-12-10資本金 19.8百万円設 立 昭和61年1月 売上高 922百万円(平成27年3月期)従業員 74人(正社員35人)株式会社モーニング安積店内安積店

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