平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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31株式会社アルフレックスジャパン略立案とシステム構築)(平成26年5月〜平成28年6月(予定)) 当社にはIT担当スタッフがおり、かなり高いレベルの業務を自力で推進できる体制が出来上がっている。しかしながら、組織横断的にプロジェクトチームを組成してIT化戦略から導入に至るプロセスを踏むという経験に乏しかった。そこで、部門を跨いで組成したプロジェクトチームのメンバーに対して戦略企画→提案依頼書→ベンダー選定→導入の全てのプロセスに渡って様々なサンプル様式の提示と作成方法のアドバイスを行いながら道筋を示し、自助努力での推進にあたって鼓舞激励する形で支援を行っている。 IT戦略企画のフェーズでは、お客様との関係をどのように築き育てていくか、具体的にどのようなアクションを取るべきか等々を明確にしなければならない。そのためには、プロジェクトメンバー間の議論だけではなく、お客様と接点を持つ全ての部署のキーマンに対し、メンバー全員で生の声を直接ヒアリングするという形で推進した。このプロセスを通じて現実に即した形での戦略が構築され、提案依頼書の作成に着手することができ、ベンダーも決まり、現在導入支援の段階に入っている。<専門家継続派遣事業②>(お客様価値向上)(平成27年4月〜平成28年3月(予定)) 社長から「お客様目線」での指摘をご要望として頂いていることもあり、最初の3か月間は現状把握に徹する計画とした。アドバイザーは、この間に様々な現場やPRイベントに出向きヒアリングと体感を繰り返した。そして3か月経過したところで報告会を開き、社長を始め経営幹部に対して、お客様からどのように見えるかについて、思うところを忌憚なくプレゼンした。 このプレゼンが予想を大きく上回る刺激剤となって全社的な改革気運を呼び起こし、当初想定していなかった商品企画・広告宣伝等の上流プロセスでの「お客様価値向上」を目指すプロジェクトまでもが同時並行的に立ち上がったところである。 プロジェクトメンバーはそれぞれの立場で熱い思いを持っている。アドバイザーが絶妙な切り口で一つ言うと、レベルの高い反応がレスポンス良く返ってくる。それがメンバー間でお互いに作用しながら、新しいものを生み出そうとしている。まさに化学反応が始まったという段階であり、これからの展開が楽しみである。今後の課題 現在、複数のプロジェクトが同時並行で進んでおり、それぞれが関連してくる要素は多い。例えば、旭川ファクトリーでの現場改善はバリューチェーンプロジェクトでのお客様へお届けする過程での付加価値創造(品質や納期に関するサービス)に大きく関係してくる。また同様に、戦略的CIO育成支援事業で取り組んでいるお客様との関係強化は、バリューチェーンプロジェクトでのメンテナンスやアフターサービスを効果的に展開するための重要なツールとなってくる。点が線で結ばれ始めたところである。今後はその線が無数に創造され、やがては面状に拡がっていく。現在はその緒に就いたところである。これからどのような面を作っていくのか、それが今後の大きな課題であり、全社的な戦略の再構築のステージに到達しつつある。経営者のことば 当社が新たな成長を目指す大事な時期に、貴機構の支援に巡り会えたことは運命的なものを感じており感謝申し上げます。アドバイザーの皆様の様々な角度からのインプット(刺激)と適確なナビゲーションによって、メンバーの潜在能力を引き出して頂き、客観的な立場で議論をコーディネートして頂くことで組織横断的な活動が活性化しております。型にはめた押しつけではなく自助努力を促すサポートは、当社の個性に合わせて組み立てて頂いた支援と理解しており、おかげさまで新たな方向性に向けて動き出し始めており今後の発展が楽しみです。代表取締役 保科 卓社長旭川工場での報告会(工場の主要スタッフがそれぞれ報告)毎回ヒートアップするプロジェクト会議の様子

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