平成27年度 ハンズオン支援事例集(専門家派遣制度)
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30企業の潜在能力を引き出すパートナー的伴走支援で更なる成長基盤を創造ステムチーム及び管理本部長のチーム編成とし、適宜関連部署の責任者に加わってもらう形で新CRMシステムの基本設計に取り組んだ。そして、現在進行中の導入フェーズでは、メンバー構成は変えずに情報システムのチームリーダーがプロジェクトを牽引する体制に変更して推進中である。 更に、機構側の支援体制としては、本部CIOプロジェクトマネージャーと密な連携体制を構築している。支援場所が東京ということもあり、CIOプロジェクトマネージャーに相談しながら全国の登録アドバイザーの中から最適な人材を選抜し、豊富な経験を背景に力強くプロジェクト推進をサポートしている。3.バリューチェーンのお客様価値向上 受注から納品、アフターサービスに至るプロセスでのお客様価値向上を目指すこととした。そこで、商品本部長をリーダーに商品本部メンバー、直営店を管轄するリテイル統括部長、これに管理本部長に加わって頂く形のメンバー構成でスタートした。 機構側の支援体制としては、東京を中心とした支援になるので、全国の登録アドバイザーの中から探索し、最適かつ東京在住のアドバイザーを配置した。当該アドバイザーは、一級建築士であるとともに、家具やインテリアに関する造詣が深い中小企業診断士でもあり、業界・商品等の知識に加えマーケティングをはじめとする経営面における支援が可能な人材である。■総合的な実施体制 プロジェクトが多岐に渡る複合支援に発展している。そのため、全体最適と相乗効果を発揮していくことが求められる。そこで、管理本部長には全てのプロジェクトに関わって頂き、同じく全てのプロジェクトにかかわる機構側の管理者と密な連携をとりながら全体を俯瞰できる体制を取っている。支援内容と支援成果<専門家継続派遣事業①>(旭川ファクトリーの生産性向上)(第1期:平成25年9月〜平成26年9月 第2期:平成27年4月〜平成28年3月(予定)) アドバイザーは、現地に到着すると最初に工場内を巡回するのが通例となっている。前回課題提起されたことがどのように変化しているか、新たな課題はないか等々を発見して回るのである。その後、プロジェクトミーティングを丸一日かけて実施するが、このミーティングは、まず前回支援時の詳細な議事録に沿って進められる。前回議論されたことの進捗状況の確認とそれに対する議論である。あくまでも、自主的な解決能力を育てることが目的なので、議論はプロジェクトメンバーが常に中心となり、アドバイザーは課題解決の「良きガイド役」として指摘・助言・解決方法の提案を行う形で支援している。(具体的には、出荷日基準で工程を決める方法から受注日起算工程管理への転換、スキルマップ活用によるマルチスキル化によるボトルネック解消等を実施) 支援を開始して半年後の平成26年4月に消費税が増税された。従来から3月はクリスマスと並ぶ繁忙期であり、工場は戦場と化し残業の嵐となるが、そこに駆け込み需要が拍車をかける形となった。それでも、当社はお客様の期待を決して裏切らない会社である。どんなに忙しくても、従来からの納期3週間に変更を加えることなく、過去最大の生産量を厳しい品質チェック基準をクリアしてお客様のご注文に対応することができた。(出荷日当日に完了検査を行い出荷するケースが70%程度であったが前日に検査完了する割合がほぼ100%に改善)。もちろん、現場のスタッフの努力があってのことだが、アドバイザーの助言や指摘で準備してきたことが活かされた成果である。 その後、需要は一段落するものと予想されていたが、引き続き好調な受注を頂いており、息つく間もなく増産が続いている。その中で、スタッフのマルチスキル化の推進、横断的に生産活動のサポートを行う段取りマンの設置等々の助言を行いながら生産性向上を伴走支援している。<戦略的CIO育成支援事業>(BtoC強化を目的としたCRM戦山中 文雄 北海道本部 チーフアドバイザープロジェクトメンバーの皆様は、アドバイザーが与える「刺激」を受けて、高い価値観を生み出そうとチャレンジしておられます。この取り組みを通じて、お客様に新たな「驚き」「喜び」「幸せ」「満足」「安心」を提供して頂けるものと期待しております。

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