ベンチャー企業の人材確保に関する調査
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- 56 - 19 ビル・ジェンセン(2010)『シンプリシティ:「過剰」な時代の新競争戦略』(日経ビジネス人文庫)日本経済新聞社 20 クロスロード(株)資料より 文章技術について 本格的なコピーライトには至らないにしても、一つの事柄を他人に説明し伝えるにあたって参考になるような思考技術や文章技術は存在する。下記の例は、コンサルティング会社クロスロード社の指導例であるが、ここでは「起承転結」の形を通して表現することで、メッセージが立体的になり、より伝わりやすくなるだけでなく、本来伝えるべきなのに漏れてしまっていた情報も取り出すことが出来ている。 流れを重視するなら「起承転結」型だけでなく「序破急」型でもよいし、全体構造をうまく伝えたいのであれば「5W1H」手法でまとめることができる。読み手や状況に応じて文体を変えると、会社の雰囲気や「らしさ」が伝わりやすくなって効果的である。 さらに、会社についてじっくり語りたいのであれば、簡単な「ストーリーテリング」手法を援用することもできる。ビル・ジェンセン19によると、ストーリーには、時を超え、文化を越え、「①葛藤、②展開、③クライマックス、④結末」という一定の共通した構造が存在する。これをビジネス向けの表現にアレンジすると、次のような構造になる。このような構造を踏まえた短いストーリーには、強い伝搬力があるという。 ストーリーテリングの構造 ビジネス向けにアレンジした表現 意味 葛藤 バーニング・プラットフォーム今こそ変化していくしか選択肢はない 展開 われわれの現状 現状とその評価、現状取り組みの説明 クライマックス 今年中に達成されるべき目標 今年度の事業目標と優先事項 結末 われわれの目指すべきもの ミッション、ビジョン ●起承転結型の企業メッセージ(例)20 <Before> 自然と遊ぶをコンセプトに、1991年国産インディーズスポーツブランドとして始動。●●社は100年の歴史を夢に、量より質を求め流行に左右されることなく“モノ”としてのポテンシャルを追求し、モノ創りをしています。そんな日々の中、足首は直角を基本に前後運動するのに、「靴下はなぜまっすぐな筒状なんだろう?」。L字型の靴下はこんな単純な疑問から生まれた、新しい靴下です。たかがクツシタ、されど健全なライフスタイルのためには足元は大切なものです。包み込まれるようなフィット感、あたらしいカタチをぜひご愛用ください。これからもみなさんに喜んでいただける戸外での快適を創造し続けます。

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