ベンチャー企業の人材確保に関する調査
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- 123 - 5.5 株式会社ワイキューブ 会社名 株式会社ワイキューブ 代表者名 取締役副社長 中川智尚氏 広報 池田園子氏 所在地 東京都新宿区 業種・主な事業 ・中小企業向けのCI・企業ブランディング支援 ・人材採用の企画・コンサルティングと業務代行 ・組織活性化イベントの企画・進行 ・社員教育プログラムの研究開発・研修の運営、その他 ●新卒採用の意義 ・当社の事業は、「新卒採用をしたことがない中小企業に、新卒採用を薦める」ことからスタートした。 ・新卒採用は、同じ人材確保とは言っても、中途採用とは意味合いが違う。中小・ベンチャーにまずは必要なのは、即戦力で、すでにビジネスマナーを持っているような人だ。しかし中途の人間ばかりでは社内にまとまりがなくなっていく。新卒は中途と違い社会経験がない。そのことは日本では高い重要性をもつ。新卒採用は新婚家庭に子供が出来るようなもので、新卒採用をすると組織を固めたくなるものだ。 ・アーリーステージのベンチャーの人材確保は、部下や同僚を通じたハンティング・縁故などに頼ることが多いが、優秀な人材を確保することが出来る理由がないので実際には難しい。ただ一般に、起業家はまずは一通り自分で何でも出来るものだ。あるいはその企業をセットアップした人が、不足能力を補うようなパートナーを連れてくるものだ。たとえば開発系や医療系のベンチャーのエンジニア出身の創業社長には、営業力もある人が多い。 ・ベンチャーが成長するにつれ、その企業のライフサイクルにあわせて、人材確保方法もハンティングから公募での中途採用へ、そして新卒採用へと移行していく。 ・新卒採用を行っているのは、中小企業200万社中2万社程度である。最近は、社員数20人くらいの会社でも新卒採用を実施する時代になってきた。新卒採用が重要であるとの共通認識が、若い経営者の間で広がってきている。50歳代、60歳代の経営者のほうがむしろ、新卒採用に消極的だ。 ・転職者の応募動機は主に仕事内容と処遇だが、新卒者は仕事内容・会社の将来性・経営者の人柄などを見て入社してくる。だから中途採用で人が集まらない会社であればあるほど、新卒採用に取り組む価値がある。 ・10人の会社も50人の会社も100人の会社も、新卒採用のポテンシャルは変わらない。

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