ベンチャー企業の人材確保に関する調査
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- 119 - 5.3 日本アジア投資株式会社 会社名 日本アジア投資株式会社 代表者名 国内投資本部 VC投資チーム ゼネラルマネージャ 熊本剛氏 国内投資本部 VC投資チーム ゼネラルマネージャ 山岸功昇氏国内投資本部 VC投資チーム マネージャ 神尾英昭氏 所在地 千代田区神田 業種・主な事業 ・投資業務 ・コンサルティング業務 ・投資事業組合等の管理業務 ・金融業務 ●ベンチャーの人材選考プロセス ・企業規模にもよるが、ベンチャーであっても育成や評価、配置など、ふつうの企業が抱えるような人事組織面の課題を一通り持っている。 ・ただ、こと人材確保に関してしばしば直面する問題には次のようなことがある。例えば、営業系の会社が管理系の人材を採用するケースや開発系の会社が営業系の人材を採用するケースのように、経営者の非専門分野の職種が採用対象となる場合には、採用側の職種によるバイアスが抜けきれず、異職種の人材の専門能力を正しく評価するにあたり困難が生じるケースがある。 たとえば開発系の会社に営業畑の人が面接に来ても、本当に営業の強い人ではなくて、開発のことを少しわかっているような人を採用しがちになるというようなケースがある。 ・多くのベンチャー企業では、人材の採用に当たって、要求水準が非常に高いのだが、他方で出せる金額は少ない。そこで、なかなか採用が決定しないということになってしまう。 ・当社では面接の場に同席して、アドバイスすることはある。企業によっては、採用ではなく外部にアウトソースすることで当面をしのぐことにしたり、あるいは「単に耐える」という選択肢を採る会社も少なくない。 ・社員数の少ないベンチャーの場合、例え一人であっても採用は既存メンバーに与える影響が大きい為、全員が面接して、全員一致で決めるというやり方を採っている会社もある。多くの社員が面接官として登場し、会社の等身大の様子を伝えることで、応募者との価値観ギャップを減らすことも目的である。あるいは、採用責任を分散するという目的もあるのかもしれない。 ・もちろん、対応はポジションによって違う。欠員を埋める場合と、中長期的な幹部候補を採用する場合では、緊急度が違うからである。

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