ベンチャー企業の人材確保に関する調査
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- 117 - 5.2 クロスロード株式会社 会社名 クロスロード株式会社 代表者名 代表取締役社長 辻口寛一氏 所在地 東京都千代田区 業種・主な事業 企業・人物の「らしさを活かすサービス」の提供 各種セミナー・研修の実施 ●ベンチャー人材確保の問題点 ・同社は、「○○会社ものがたり」というタイトルで、「新しいスタイルの会社案内」を制作している広報のコンサルファームである。もともとは「ベンチャーエントリー」という、ベンチャー企業を対象とした人材紹介業を営んでいたが、リスクをとって採用ができる経営者が減ってきたことと、世の中の人材採用に関する考え方が間違っているのではないかという問題意識から、現在の業務内容に変更した。 ・現在の採用は、採用側も、人材サービス提供側も、「分類・分析し、データを蓄積し、それを検索する」という手順をとる傾向が強まっている。その結果、「そんな人はいない!」「そんな会社はない!」との結果に陥っている。そして適切な人が見つけられなかった場合、検索条件を緩和して対象を広げたりしている。 ・考え方を変える必要がある。ベンチャーでの仕事は、そんなに高スペックが揃った人材でなければ出来ないほど難しいのか。ベンチャーならむしろ、できあがった人ではなく、これからできあがる人を採用すべきではないのか ・「物語」の力を借りると、もっとつながりやすくなる。「そういう人なのか!」「そういう会社なのか!」という共感が広がる。「共感による採用」をもっと重視したい。採用だけでなく、販売についても、物語的な販売があってよい。安売りしなくてよくなる。 ・会社は船だと思う。大企業は豪華客船だが、中小企業はヨットだ。同じ船でも違う能力が求められる。 ●物語について ・当社はこのようにして創業し、今はこういう状況にあり、今後こうなろうとしている、ということを一連の流れで記述する。完成品は15,000字くらいになる。 ・このようなことは、なかなか日常的に語られることではない。社長自身も概念や認識が十分に固まっていないことが多いし、社員もバラバラのイメージを語っている。そこで、社長の自社認識を、5,6時間かけてヒアリングし、言葉に落とし込む。

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