基礎からわかる海外リスクマネジメントガイドブック
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3 ! 海外リスクマネジメントの重要性 海外進出は、事業拡大につながるチャンスである一方で、日本とは異なる事業環境において、さまざまなリスクに遭遇する可能性があります。思わぬ損失を被ったことにより、撤退してしまう企業も少なくありません。 2014年版中小企業白書によれば、海外直接投資を実施したことがある中小企業のうち、約1/3が「撤退を経験したことがある」または「撤退を検討している」という状況にあります。その中には、リスクへの対処を誤り、思わぬ損失を被ったことにより、撤退に至った企業も少なくありません。 中小企業A社の社長 専門家 え!こんなに撤退する企業が多いのか・・・。わが社も海外進出を検討していたが、これじゃあ怖くて躊躇してしまうなぁ。 これらの企業はなぜ撤退したんだろうか。 撤退の理由としては、 「環境の変化等による販売不振」 「海外展開を主導する人材の力不足」 「現地の法制度・商慣習の問題」 などさまざまですが、これらに対する事前の備えや、発生時の対処が十分でなく、損失を被ったケースが少なくありません。 直接投資先から 撤退した経験がある 経験はないが、撤退を 検討している 撤退の経験はなく、 検討もしていない □直接投資先から撤退した経験 中小企業庁「2014年版中小企業白書」をもとに作成

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