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第3回「オープン・イノベーションの時代」

平成21年4月の執筆者は、チーフアドバイザー(知財)桑原 良弘です。

「オープンイノベーションの時代」

オープン・イノベーションとは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロー教授によって提唱された用語である。従来の閉鎖的なイノベーション(クローズド・イノベーション)は、企業内の知識の使用を中心として、ほとんど社外の知識を利用しないプロセスであるといえる。オープン・イノベーションはイノベーションの取り組みに際して、積極的に社外に働きかけていくものである。

今や情報化が進むだけでなくグローバル化や多様な顧客ニーズに早い対応が求められる反面、優秀な人材の確保や高機能な機械装置を設備することは容易ではない。以前より産学連携や産産連携は政策として公的なコーディネート活動が多く取り組まれるようになったが、ビジネスとしての展開に至るには多くの課題を残している。

私のオープン・イノベーションの考え方は、他社との連携により、自社の持つチャネルだけでなく他社のチャネルに活路を広げられることにある。また、異業種・異分野における自社にとっては新しいプロセス、新しい技術を融合させネットワークを広げることにより、今までにない製品や事業を2倍にも3倍にもできるビジネスの可能性の拡大を期待している。ただし、ビジネスにはよりどころとするものが必要である。 それが知的財産権。知財を軸としてビジネスの主導権を明確にし、技術の範囲と権利をお互いが尊重し、市場を確立することがビジネスをスムーズに成功させるものである。権利があるからこそ連携における契約・約束事も決めやすく明確に技術範囲を決められ、ビジネスの役割などもはっきりさせることができる。

ところで、筆者は元特許流通アドバイザーであるが、特許活用による新事業新商品開発を推し進めるべく相談・提案も行っている。参考になるホームページをご紹介する。オープン・イノベーションのきっかけとしてほしい。
特許流通データベース
http://www.ryutu.inpit.go.jp/PDDB/Service/PDDBService (外部サイト・新規ウィンドウに表示)
知恵の輪ニッポン
http://www.co-ip.jp/ (外部サイト・新規ウィンドウに表示)

出展:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

チーフアドバイザー(知財)桑原 良弘