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第1回「ADとCAD」

平成21年2月の執筆者は、チーフアドバイザー(技術)山本 茂之です。

「ADとCAD」 

 「AD」って何? 「CAD」は何?
 「AD」は広告業界の人なら、さしずめ「広告」そのもの。新規開店セールや目玉セールを狙っている主婦なら、「アド」バルーンといったところでしょうか。

 TV業界の人なら、番組ディレクターにこき使われている「AD」さん。同じことでも「アシスタントディレクター」と言えば、「AD」さんとはずいぶん印象が違うのですが・・・。受験勉強中の学生さんなら、「西暦(紀元)」。車好きの人なら、「日産ADバン」。産業支援にかかわっている人なら、「アドバイザー」、等々。

 日常的に住んでいる世界や立場の違いにより、出てくる答えは様々です。

 それじゃあ、「CAD」は?技術でメシを食べている人なら、「キャド(コンピューター支援設計)」でしょう、の答えが多いのでは。他に思いつきません。

 世の中でメジャーなのは確かにこの「キャド」なのでしょうが、私が働いている中小機構ではこれが「チーフアドバイザー」となるのです。私も以前ならコンピューターの「キャド」でしたが、今は間違ってもそうは思わず、「チーフアドバイザー」を意識するようになってしまいました。世界が違えば意味するところは全然違うのです。

 言葉を縮めて頭文字で表現するこのアクロニムまたはアクロニムもどきは、その言葉を日常的に頻繁に使わなければいけない業界や仲間内では誠に都合がよろしい。迅速に、また正確に伝わります。

 「だんだん」は普通は階段ですが、今なら「サンキュー」と通じます。方言もある限られた地域で使われる、少し長いアクロニムのようなものですね。

 研究開発助成金の取得のための提案タイトルの中にも、「・・・XAYによる・・・の実用化」のようにアクロニムもどきを見かけることがあります。タイトルは「店の看板」。こんな店に入ってくれる人は常連客を除いては少ないでしょう。

 中小機構では常設の経営支援アドバイザーがそれぞれの得意分野で相談にのらせていただいています。いつでも訪ねて来て下さい。                      

チーフアドバイザー(技術) 山本 茂之