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第75回「お困りごと」

  • 4月の執筆者はチーフアドバイザー(ものづくり)大村卓一です。

    「お困りごと」

    病院のお世話になることは少ないのだが、不摂生が原因で数年に1度くらい春先に風邪をこじらせ数日休みを取る今回はこれまでにないお困りごとを体験した。

    暖かくなってきたので、2〜3日かけて駅前広場の花壇の手入れをした。2日くらいすると、微熱を伴った花粉症の症状に加え背中に痛痒さ、更に立ちくらみ的な目眩があった。

    体のだるさがひどくなってきたので内科医を訪ね、「くしゃみ・鼻水・鼻づまりと背中が痒いのです」と苦情を訴えると、「花粉症と虫刺されの処置をしましょう」と2種類の薬を処方してくれた。

    くしゃみ・鼻水・鼻づまりの花粉症の症状はこれまで通り薬がよく効いて1,2日で治まってきていたのだが、微熱と喉の痛みに加えて背中の痛痒さは治まるどころか寧ろきつくなってきたので家内の勧めもあり、結局、土日を挟んで6日間で累計5軒の病院で診断を受けた。内訳は内科2院、耳鼻科医2院、皮膚科医1院だった。

    最後に診てもらった皮膚科医が、「帯状疱疹です。この薬をきちんと飲み続け身体を温め安静にしていて下さい」と断言してくれた。

    厄介な病気にかかったなーというのが実感であったが、さほど痛みはなかったので辛さはなかった。指示に従ってほぼ3日間、痛痒い背中をこすらないようにひたすらベッドに横たわっていた。投薬によって花粉症的症状は完全に治まり、痛痒さが引いてきたのはその症状が出てから約10日、薬を飲み終えて5日目くらいからだった。しかし耳に水がたまったような感覚と目眩はその後も続き快方に向かったのはその後2週間くらいしてからだ。この間耳鼻科ではいろいろな検査をしてもらった。

    今回の体調不良という私のお困りごとは最短時間で解決したのか?

    このことをしっかり反省し対策を講じておくと同様のお困りごとに遭遇した時、軽微に回避できるようになるはずだ。そこでいくつかの設問を作って今回の自分の行動を振り返ってみた。

    ・課題が発生したことを認識し応援を求める時期は適切だったか?
    ・適切な専門家に伝えられたか?
    ・本当に困っていることを伝えることが出来たか?
    ・適切な処置・対応ができたか?

    発症した症状は多方面ではあるが幼い頃からの弱点だった耳鼻咽喉部に集中していた。診て頂いた医者は誰も断定してくれなかったが、全ての症状は帯状疱疹に起因していたのだと推察している。それを前提に上の4つの設問を辿ってみると、初動が一番の反省点だ。直前に2〜3日、駅前の清掃をしていたことなど世間話を交えながら症状を説明していたので、切迫感が伝えられなかったのだ、判断を鈍らす余計な情報だったのではないかと。

    本当に困ったときは、一生懸命伝える努力が必要なのだ。

    ものづくりチーフアドバイザー   大村卓一

    ※このコラムは2015年4月8日に配信されたメルマガ「広島校だより Vol.103」に掲載されたコラムです。メルマガ「広島校だより」を配信希望の方は、広島校だよりからお申込みください。